また今年もやってくる敬老の日。
自分が幼いころは、
おじいちゃんおばあちゃんにお祝いを
してあげてた記憶があります。
我が子が誕生すると、両親が敬老の日の
お祝いの対象となり、喜んでくれました。
そしてそういう自分も50歳を過ぎ、
孫も生まれ、そして敬老の日を
息子夫婦たちが祝ってくれる…
ん~うれしい気持ちはあるけれど、
何か釈然としない敬老の日。
孫に会えるのはうれしいが、
祝ってもらうほどのもんじゃない…
「敬老の日」、やっぱりネーミングが
よくないんじゃないのか?
敬老の日 お祝いされてうれしいか?
小学館がら出ている「九十歳。何がめでたい」
佐藤愛子さんの著書であります。
90歳だと皆が「めでたい」というなか、
本人は「何がめでてえ!」と切り捨てます。
「ハハハ、この婆さん面白い」と思うと同時に
我に振り返る…。
そういや敬老の日を祝うのって、
なんかカンチガイしてんじゃないのかって?
・孫に会う = うれしい
・家族が集まる = うれしい
・敬老の日を祝ってくれる=うれしくない
敬老の日を祝ってくれる若者側は、
何かカンチガイしているんじゃないのか?
老人扱いされるのはうれしくない!
こっちは何がうれしいのかが、
ヒッチャカメッチャカになってんじゃないか?
やっぱり「敬老の日」っていうネーミング、
この名前を変えてくれ!
敬老の日 高齢者が増えすぎでありがたみがない
「敬老の日」は昔から
そんな名前じゃなかったはず。
1963年には「老人の日」が定められ、
1965年に「敬老の日」に改められました。
半世紀以上前の「敬老の日」と、
今現在では意味合いが違うのでは?
1965年(昭和40年)の高齢者
敬老の日に改められた1965年(昭和40年)の
高齢者(65歳以上)の割合は…
6.3%しかいませんでした。
2013年(平成25年)の高齢者
敬老の日という名称になってから
48年後、高齢者の割合は…
25%にもなってしまいました。
4人にひとりが65歳以上の
高齢者となっています。
昔は長生きする人がめずらしくかったが、
今や周りは高齢者だらけ!
高齢者による交通事故の問題になってます。
もうそろそろ「敬老の日」といって
高齢者を単純に祝うことを辞めたほうが
いいのではないでしょうか?
孫ができて高齢者になってみれば、
「敬老の日」の何がうれしいのかが
よくわかってきます。
敬老の日 他のネーミング候補
日本だけじゃなく海外各国でも
「敬老の日」の祝日や記念日があります。
アメリカでは「祖父母の日」というのがあります。
このネーミングの日のほうが納得できますね。
日本でも敬老の日を「祖父母に日」にして
いいんじゃないでしょうか?
孫がいない高齢者はお祝いされないからと、
気遣っているのはわかるのですが、
高齢者というだけでお祝いされるのは
もう、うれしくはないんですよね。
べつに老人を敬うのはこの日だけじゃない。
孫に会いたいならば敬老の日じゃなくて、
いっそのこと「孫の日」にすればいいのでは?
いずれにしても「敬老の日」は良くないでしょう。
案としてはやはり次のようになりますね。
変更後:「祖父母の日」「孫の日」
「年上の日」「年長者の日」
「シニアの日」「シルバー祭の日」
「年長者の日」「長寿の日」
「長生きの日」「健康長寿の日」
「家族の日」「親族の日」
以上のような候補を考えてみました。
また「おじいちゃんの日・おばあちゃんの日」
と長いネーミングにしたり、父の日母の日の
ようにわけてもいいんじゃないでしょうか?
まとめ
もう「敬老の日」はうれしくない時代。
孫や家族に会うことはうれしいことをエサに
高齢者を釣るようなマネはしないで欲しい。
高齢者の人、そして孫のいる人は、
このことをもっと広く伝えませんか?