実は空き家を持っています。
私の実家なのですが、数年前に母が一人で住んでいた家です。その実家は今は空き家となり、どうしようかと悩んでいるんですよね。ひとまずは、空き家の管理代行サービスをお願いすることにしました。
実家と言っても私が社会人になってから両親が購入した中古住宅です。ですので、私は住んだことがなく愛着もありません。
昨年、その実家に立ち寄ったときに隣に住む母が仲の良かったおばさんと話をしたんですね。おばさんは空き家になってしまったことで不審火などがあると心配なので、どうにかして欲しいということを遠回しに言われたのです。
おばさんの言っていることはまさにその通り、このまま空き家にしておくわけにはいけません。本当はそのおばさんが買ってくれればいいのですが、とてもそんな雰囲気はありませんでした。
空き家の管理サービスは、いろんな会社もあれば、サービス内容も様々です。私が空き家管理代行サービスでどのようなことをお願いすることにしたのか、理由も含めて参考にしてみてください。
空き家管理代行サービス会社のいろいろ
まず空き家の管理代行サービスについては、いまはいろんな不動産屋さんが実施しています。会社によってサービス内容も異なってきます。
一括サービスプラン
調べるとこれがよくあるタイプの空き家管理代行サービス内容ですね。どんなサービスをするのかは、あらかじめ決まっており、お任せで依頼するタイプです。
サービス内容は満足なのですが、ウチの実家にはあまり必要のない項目も含まれていて、料金のことを考えると、戸惑ってしまいました。
100円管理サービス
これは金額的にもとても魅力な空き家管理サービスです。
サービス内容は、①目視で問題チェック、②管理会社看板設置、③クレーム対応をしてくれます。100円以外にも初期費用が必要になりますけどね。残念ながら、ウチの実家は田舎のせいなのか、このサービスエリア対象外でした。
融通の利く空き家管理サービス
私が結局お願いした会社なのですが、いろいろと融通の利く空き家管理サービスでした。大きな会社ではありませんでしたが、地元密着で若い社長さんが頑張ってる不動産屋さんだったんです。
自分たちが必要とする空き家点検に限定してくれました。また、点検の巡回も毎月ではなく、こちらが定めた月にだけ巡回サービスしてくれたのです。おかげさまで、費用もかなり抑えることに成功しました。
空き家管理代行サービスのその内容
空き家管理のサービス内容はある程度、どこも同じような内容です。ここでは私たちが感じる必要度や疑問点も含めてご紹介します。
室内換気
窓や扉を開け、空気を入れ替えます。あまり必要性は感じませんでしたが、やはり家の中の湿気が気になります。ほっておけばカビもでるでしょう。換気は必要ですね。
通水
蛇口から水を約60秒ほど流すというもの。もったいないので水道は止めてしまってました。配管の劣化やトラップ排水からの臭気の原因にもなります。必要なところだけ定期的に持ち込んだ水を流してくれることになりました。
簡易清掃
玄関周りなど、あまり掃除しなくても大丈夫だと思っていました。でも風が運んでくる枯葉とかホコリとか、結構汚れてしまうんですよね。雑草も生えるところは無いと思ってましたが、案外思わぬコンクリートの亀裂から生えてきます。やはりお願いするに越したことはありませんね。
郵便物
ウチの場合、郵便ポストは道路から見えない場所にあるせいなのか、チラシなどは入れられません。届く郵便もありませんので、このサービスはあまり必要性を感じていませんでした。
庭木
庭には大きな木はありません。なので塀を超えて隣の家まで伸びるような枝もありません。少しばかし裏側に雑草が生えるぐらい。毎月除草するほどではありませんでした。
以上がウチの場合のサービス内容でした。項目によって何ヶ月に1度だけでも大丈夫なのです。また季節によってはあまり間をあけずにも巡回してもらったほうがいい内容もありました。ウチの場合ですが、1、4、6、9、11に空き家管理代行を巡回してもらうことになりました。
空き家の管理代行サービスの費用
空き家の管理代行や管理サービスの費用について確認しておきましょう。
一括サービスプラン
10,000円前後
ひととおり必要であろうサービスがすべて含まれたプランです。これを毎月してもらえば
十分に満足できると思いますが、費用も年間で10万円は超えてしまいます。
簡易サービス
7000~9000円
簡易清掃はしないか、数分程度するだけ、除草や境界越え枝切りはしないなど、サービス内容もある程度限定されたものです。空き家の状況によってはこれで十分な人もいます。
見回りサービス
4500円
外から異常はないかどうか確認するだけ。家についてはほとんど触れることはありません。郵便物回収ぐらいですね。見て回ってもらうだけで十分な場合はこれです。
私の場合は結局、オプションも含め年間3万円で空き家の管理をしてもらうことになりました。毎月ではないですし、その月によってもサービス内容を限定しています。
まとめ
空き家の管理代行や管理サービスといったものは、結局はあまり解決しません。その空き家をどうするのか?が重要になってきます。
今後、空き家をどうするかについては、いくつかの候補が考えられますよね。
・空き家を賃貸に出す
・空き家を解体して更地にしておく
・この空き家に移住する
それぞれにメリット・デメリットがあります。
売却するにしても、大した金額にはなりません。賃貸はリフォームしないといけないかも。そうすると出費になってしまう。解体すれば土地の税金が高くなる。駐車場として貸してもニーズもなければ収入もわずか。将来いずれここに住もうとも思えない。
このようにいろいろ悩みましたが、結局は売却する方向になると思います。待っていても日本の景気が良くなり土地が高値で売れるなんてことはないでしょうね。それに空き家はこれからさらに増える一方。都心でない限り価値はどんどん下がるでしょう。
ひとまずは空き家を管理、そして売却へというのが、ウチの場合の選択になりそうです。