自分のお葬式なんて考えたことなかったけど、「宇宙葬」ができるなら、ちょっと考えてみたくなりませんか?
お葬式なんて、とてもネガティブな言葉だけど、「宇宙葬」となると、夢があるような希望を感じさせる言葉に変わってしまいます。ホント不思議ですよね。
生きている間にもしかしたら宇宙に行けるかも?と幼いころは考えていましたが、大人になった今、どうやらそれは実現しそうにありません。
数秒間だけ無重力体験して、「ここって今宇宙だ!」っていうのは私が想像している宇宙体験とは違うんですよね。でもそれをするだけでも莫大な費用がかかってしまう…
でも、死んだあとならば、宇宙葬で可能になるかもしれません。宇宙のの費用や法律的な事、いろいろ検討してみようと思います。
宇宙葬の費用ってどのくらいなの?
そもそも「宇宙葬」というのは、遺骨を宇宙に撒くことです。ですから葬式の種類ではなく、散骨の方法となりますね。
宇宙に散骨する方法もいろいろで、それに応じて費用も変わってきます。
バルーン葬 20~30万円
巨大な風船に入れて散骨する方法。宇宙といっても、成層圏付近でバルーンが破裂して散骨されます。成層圏付近も宇宙なのですが、私にとっての宇宙とは少しイメージが違いますね。
「空高く、大空へ散骨して欲しい」など空を飛ぶことを夢見てた人にはオススメですね。
人工衛星 30~300万円
遺灰を人工衛星に入れロケットで打ち上げ。数ヶ月~数年地球を周回した後、大気圏に突入し流れ星となります。
遺灰はカプセルに入れられます。費用にもよりますが、入れることができる重量は1~7グラムとなります。散骨というよりは、遺灰も燃えてなくなるということになりますね。
残念なのはそのロケットを打ち上げを自分で見ることができなこと。本当ならば自分の目で確かめたいものですが、こればかりは不可能なことですからね。
月まで遺灰が旅行250万円~
これはかなり本格的な宇宙旅行となります。遺灰だけなので旅行と言えるかどうかわかりませんが、とてもロマンチックな散骨になりそうですね。
宇宙船葬250万円~
遺灰を宇宙船に乗せ、いつまでも飛び続ける宇宙葬です。自分の意識なないものの、自分の身体の一部(遺灰)が宇宙船に搭載され、どこまでも果てしない宇宙へと送り出されるのです。まさにSFの世界ですよね。
宇宙葬は法律的に問題ないの?
そもそも宇宙葬って、法律的に問題はないのでしょうか?
埋葬の原則
まず埋葬について基本的なことがあります。「墓地、埋葬等に関する法律」の第四条には…「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない」とあります。
ですから、遺骨はお墓へ埋葬されるべきなんですよね。
自然葬に対する国の考えは?
法務省としても「葬送の一つとして節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪には当たらない」厚生省としも「遺灰を海や山にまくといった葬法は…対象外である」以上のような見解を示しています。
海や山に遺灰を撒く行為は「自然葬」とし、宇宙葬もそういったひとつだと考えられています。
「宇宙葬」は日本の法律には適用されない
宇宙葬になると、ロケットで発射する場合があります。そのロケットとは必ずしも日本で打ち上げられるとは限りません。ロケットを打ち上げる国によって、法律が適用されるため、事前にそういったことを確認しておくほうが良さそうです。
宇宙葬で日本の葬式はどうかわる?
「宇宙葬」が実現することで、これからの葬儀はもっと変わりそうです。
すでにペットも宇宙葬!
すでに海外では、ペットも宇宙葬のサービスが始まりました。例えペットであろうと、お金持ちの家族の一員であれば、ペット宇宙葬だって可能なのです。
日本でもバルーン宇宙葬ならば、ペット宇宙葬も可能なのです。もうそんな時代になっていたんですね。
もっと様々な宇宙葬が期待される
日本で宇宙葬ができる方法はまだある程度限られています。でも、今後はもっといろんな種類の宇宙葬が増えてくるかもしれません。私が想像する宇宙葬も、いつかは実現するかもしれません。
・宇宙船から宇宙空間へ散骨する
・墓地専用スペースコロニーができる
・墓地専用デススター
・太陽へ向かって消える宇宙葬
・アンドロメダ銀河行きの列車型霊柩車
・ブラックホール葬
・月面墓地、火星墓地
・76年周期の衛生葬
ぜひとも、いつかはこんな宇宙葬が実現して欲しいものです。
こんな〇〇葬が実現するのでは?
宇宙葬など、人の自由な意思を尊重し夢のある葬式が実現しつつあります。そしてこれからはもっと自由な葬式が日本でも行われるのではないでしょうか?
私が期待している宇宙葬があります。それは「DNA葬」です。どの宇宙葬にしても、遺灰を散骨します。燃え尽きてなくなるものもあれば、宇宙空間をさまようものもあるでしょう。
宇宙葬でデブリス(宇宙ゴミ)となってしまうのはよくない事ですが、生前に取得したDNAと遺灰をいっしょに宇宙空間に漂よわせるというものはどうでしょうか?
もしかしたら、そのDNAが宇宙のどこかでまったく違う生命体として誕生するかもしれません。私の遺伝子が宇宙という不思議な力を借りて、神のごとき生命の源になるかもしれないのです。実現性はほぼありませんが、壮大な夢が広がる宇宙葬になると思うんですよね。
まとめ
宇宙葬の費用はいくらぐらい?
・20万円ぐらいから実現可能
宇宙葬は法的に問題はないの?
・自然葬のひとつだと考えられ、問題はない
・ロケット打ち上げの国の法規制には注意
宇宙葬は世界でも日本でもまだまだ進化していきそうです。