病気になった時などは、消化のいい食べ物にしないといけません。
胃腸炎になってしまうと、そもそも胃が通常よりも活動しません。風邪を引いたときも、消化の良い食事を心がけるようにしましょう。
消化のいい食べ物は、他にも次のような症状には不可欠です。
・腹痛
・発熱
・ノロウイルス
・食中毒
・盲腸
体調が万全でなく、病み上がりならば、胃や腸に負担の無い、消化の良い食事にしましょう。
消化のいい食べ物 胃腸炎や風邪に効くメニュー
消化のいい食べ物と言えば、代表的なものが2つあります。
・うどん
胃や腸の働きが弱くなる、胃腸炎や風邪になったときには、
ぜひこの2つの食事を取るようにしましょう。
しかし、お粥やうどんでも、調理法や入れる食材も重要です。場合によっては、消化が悪くなる場合もありますので、具体的なメニューで確認してみましょう。
消化のいい食べ物 おかゆ(粥・雑炊)
お粥のポイントは、温かく煮込むこと。冷めたお粥よりも温かいほうが消化が良くなります。
お米だけだと栄養のバランスが偏ります。消化の良い食材を合わせて入れましょう。
【お粥に入れる消化の良い食材】
・ネギや生姜
ネギや生姜自体は消化は良くありません。しかし適度な量ならば消化には問題ありません。 このネギと生姜には、殺菌作用があり血行も促進されます。胃液の分泌を促す作用もあるので 適量ならばお粥にいれたほうが良い食材です。
・卵
お粥にはぜひ卵をいれましょう。ふわふわになるように、かき卵にしたり、半熟卵を入れます。
ただし、ゆで卵や生卵は消化に良くないので避けましょう。
・豆腐
豆類はタンパク質が取れますので、お粥といっしょに煮込みます。
ただし、油揚げやがんもは消化が良くありません。
・肉類
お粥に肉類を入れるならば、消化の良い「鶏ささみ」にしましょう。
消化の良くないハムやソーセージなどの加工肉、そして脂身の多い肉は避けましょう。
・野菜類
消化に良いオススメの野菜は「かぼちゃ・大根・カブ・ニンジン・キャベツ・ほうれん草・じゃがいも」です。 お粥の栄養や味のバリエーションが増しますので、これらの野菜を一緒に煮込んで食べましょう。
また、食物繊維が豊富な野菜は消化が悪いです。 消化の良くない野菜は「ごぼう、タケノコ、レンコン、きのこ、さつまいも」です。 胃腸が弱っているときは、これらの野菜は避けましょう。
A 梅干しは刺激物になります。消化に良いとは言い切れません。 ただし、刺激で胃液を分泌する効果があったり、抗菌作用もあります。 梅干しも様々な種類がありますので、程よい加減調整の判断が難しいですね。 梅干しは予防には最適ですが、胃腸炎や風邪のときは避けておいたほうが無難です。
A 春の七草粥は、体を温め、弱った胃腸を助けてくれる働きがあります。消化も助けてくれます。 春の七草は「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」です。 ちなみに秋の七草は食べませんので「秋の七草粥」というものはありません。
消化のいい食べ物 うどん
消化良く食べるなら、「煮込みうどん」や「鍋焼きうどん」にしましょう。ざるうどんなどだと身体を冷やしてしまうため、消化が悪くなります。
うどんに入れる消化の良い具材は、基本的に「お粥」の場合と同じです。
【うどんに入れる消化の良い食材】
※「おかゆ」に入れる具材と同じ
・白菜、タマネギ
白菜は煮込むとクタクタになり消化が良くなります。煮込みうどんとも相性がいいですね。 またタマネギは消化を助ける効果があります。
煮込み料理によく入れられる春菊は消化が悪いです。
・ちくわ
ちくわは白身魚のすり身でできているため消化にいいです。同じく、はんぺんも消化に良いです。
ただし、かまぼこは消化に良くありません。
A わかめ、こんにゃく、しらたき、キノコ類は消化が悪いです。
また油っぽいものもよくありません。かき揚げ、海老天、天かすなども避けましょう。
A 牡蠣は消化酵素を多く含み、胃腸に優しい代表的な具材です。 ただし、その一方で「食あたり」を起しやすい食材でもあります。 胃腸炎や風邪を引いている時などは、危険の可能性を回避するため避けたほうが良さそうです。
消化のいい食べ物 幼児でも食べやすいもの
温かいお粥やうどんはとても消化の良い食べ物です。でも、小さなお子さんだと熱くて食べにくいかもしれません。
胃腸炎や風邪などの病気だと幼児は食べられないこともあります。そんな幼い子供でも食べやすい消化の良い食べ物を紹介します。
【幼児でも食べやすい消化のいい食べ物】
・消化のいいお菓子類
- カステラ
- ゼリー
- ボーロ
- ビスケット
- プリン
- ヨーグルト
・消化のいい果物類
- バナナ
- りんご
- 桃
- ラフランス
消化がいいと言っても、冷たいものをたくさん食べると消化が悪くなります。
冷たいものの食べ過ぎには注意しないといけません。
食べやすいけど、消化に良くない食べ物もたくさんありますよ。
【幼児が好きな消化の悪い食べ物】
・消化の悪いお菓子類
- チョコレート
- ケーキ
- ドーナツ
- アイス
- あんこ
・消化の悪い果物類
- パイナップル
- キウイ
- スイカ
- みかん
- 梨
- ぶどう
- 柿
- いちご
- メロン
消化のいい食べ物 基本と料理
消化の良い食べ物かどうかは、まずは基本的な3つの原則があります。
- 温かい食べ物
- 油が少ない食べ物
- 食物繊維の少ない食べ物
食材の消化が良いかどうか迷った時には、この3つの原則を思い出してください。
さらに、「身近な食べ物」が消化のいい食べ物かどうかを知っておくと、自分の体調に合わせて食事を選ぶことができますよ。
・リゾット(チーズOK、油の多いのは注意)
・握り寿司(白身魚はOK、青魚やイカタコ貝類と海苔はNG)
・パン(バターの多いパンや揚げたパンは消化が悪い)
・カレー(油が多い、刺激)
・パスタ料理(オリーブオイル多、パスタ用小麦は消化難)
・牛丼(煮込んでも脂身は残っている)
・フライドポテト(じゃがいもは消化良いが、油がダメ)
・納豆(消化酵素は多いが、豆自体消化が悪い)
・そば(食物繊維が多い)
・ラーメン(麺に含まれる「かん水」が胃酸を中和する)

まとめ
胃腸炎や風邪に効く消化のいい食べ物
・お粥とうどん
・入れる具材にも注意
幼児でも食べやすい消化のいい食べ物
・カステラ、ゼリー、プリン、ヨーグルト
・バナナ、リンゴ
消化のいい食べ物の3原則
・温かい食べ物
・油が少ない食べ物
・食物繊維の少ない食べ物
消化のいい料理(条件あり)
・リゾット
・握り寿司
・パン