最近のテレビゲームは、ネット回線を通じて会話もできるんですね。子供が家でひとりゲームをしながら、その会話機能を使って友達と話しながらよく遊んでいます。
「いもるなよ~!」という聞きなれない言葉が聞こえてきました。普段そんな「いもる」なんて言葉は家庭でも使ったことないのに、知らない「いもる」という日本語を使っていました。
この「いもる」とは一体どういう意味なんでしょうか?
「いもる」の意味とは?
「いもる」とは、ある場所に居座りこもっているいる状態のことです。いすわりこもるや、イモムシのようにこもるため、そのような言い方になったようです。
ゲームの世界の中で活発に行動する人もいれば、制限時間まで一か所にずっと居座ったまま動かない人もいます。なので「いもる」行動とはゲーム内での戦略のひとつでもあります。
またシューティング要素のあるゲーム内では「いもる」状態で、待ち伏せして、敵が来たら狙い撃つということもありますね。
「いもる」状態は、おじけづいて動けない状態の場合にも使われますが、ゲーム内で使われる「いもる」行動は、単純に攻撃するだけではない戦略的で頭脳を使ったゲーム内で使われます。
日常生活の中での「いもる」とは?
ゲーム内だけでなく、普通に生活している中でも「いもる」という言葉は使われます。
「オマエっていもりだよな」「いもってんじゃねーよ」なんて言い方もされます。
その場合の「いもる」には次のような意味があります。
・情けない状態のこと
・行動にできないこと
・物怖じすること
・おどおどした様子
以上のような意味があります。この「いもる」がよく使われていたのは2012年前後となりますね。2012年の女子中高生ケータイ流行語大賞にもランクインしていました。
「いもる」は芋という意味から来ている
「いもる」という言葉には、かつて「芋っぽい行動」という意味でした。芋という言葉には、「田舎っぽい」「野暮ったい」「泥がついている」ということから、「芋っぽい」は、「センスがない」「かっこ悪い」という意味になりました。
またそういったネガティブな意味がある反面、「親しみがある」「安心できる」「純粋な」「嘘をつかない」「素朴な」といったポジティブな意味にも使われることがあります。
このように「いもる」とは決して悪いイメージばかりの言葉ではありません。褒め言葉としても使われるようになっています。
まとめ
「いもる」の意味
・居座りこもること
・びびって怖気づいた様子
・田舎っぽくセンスがない
「いもる」は年配の人はほとんど使いません。若い世代で使われることが多い言葉ですね。