私は雨の日になると頭痛になります。
どうしてでしょうか?特に春先の時期、雨の日になる前後で頭痛がしてしまうのです。
・こめかみが締めつけられる
・頭がズキズキする
・身体がだるい
・肩がこる
・頭がぼ~っとする
こんなような症状が出てしまいます。
この雨の日の頭痛は、「気圧の変化」が影響しているんです。気圧が変化するとどうして頭痛がするのでしょうか?身体でどんなことが起こっているのでしょうか?そして、そんな雨の日の頭痛の治し方はどうすればいいのでしょうか?
そんな頭痛が一発で効く方法があります。それは…
お風呂に入ることです!
私はこれですぐに頭痛が治ってしまいますよ。
でもちょっと待ってください!
頭痛のタイプによって治し方も違ってくるようです。
いろいろと調べた結果と、体験談を踏まえて雨の日の頭痛についてご紹介します。
雨の日の頭痛の原因や理由は何?
雨の日の頭痛の原因は「低気圧」によるものです。
雨が近づいてくると、気圧は下がってきます。この気圧の低下が身体に影響して頭痛になるのです。
しかしこの低気圧による頭痛には、おもに3つのタイプの頭痛の説があります。
2、内耳リンパ液による頭痛
3、気圧低下予兆による緊張型頭痛
以上が雨の日が原因と思われる頭痛の種類です。このような3つの説があるように、雨の日の頭痛はまだ完全には解明されていません。ひとつひとつ確認していきましょう。
1、低気圧性の片頭痛
インターネットなどでも一番多く取り上げられているのが「低気圧性の片頭痛」です。
気圧が下がる→血管拡張・膨張→血圧低下となります。
血圧が低下することで次のような影響が身体に起こるとされています。
・血管膨張で神経を刺激して頭痛がおこる
・自律神経の乱れ、副交感神経が優位となり頭痛がおこる
以上のようなことから頭痛になると考えられています。このようなメカニズムが有力とされています。しかし実際は、この通りの人もいれば、該当しない人もいます。
2、内耳リンパ液による頭痛
耳の奥には「内耳」と呼ばれる器官があります。耳の奥のカタツムリのようなゴニョゴニョしたところです。そこは蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる気圧センサーとなっています。この中にはリンパ液入っています。
気圧が低下するとこのリンパ液が影響を受けます。リンパ液が流れだしたりすると周囲の血管が収縮して血流にも影響が出ることにより、頭痛になってしまいます。
内耳といっても、耳というよりは脳に近い場所ですから、頭痛に直結しやすいんですね。また平衡感覚をつかさどる三半規管などの前庭器も、この蝸牛のそばにあります。乗り物酔いになる場合も同じような原理になっているんですね。
3、気圧低下予兆による緊張型頭痛
人の身体は意識して感じるよりもずっと繊細に気圧を感じ取ります。一般的には気圧が下がると、人の身体の血圧も低下すると考えられています。しかし、ある実験では気圧が下がろうとすることを察知して、身体が血圧を上昇させる結果が出ています。このメカニズムは明確には解明されていませんが、実際にそのようなことが起こっています。
そうなると「低気圧性の片頭痛」とはまったく逆の現象が身体のなかで起こります。血管収縮→血圧上昇となるのです。筋肉は緊張してこわばり、血行は悪くなります。それが原因で頭痛になってしまいます。肩がこったりするのもこの緊張型頭痛の特長ですね。
筆者の私の場合はこの「緊張型頭痛」です。雨が近づくと頭痛になるんです。身体の気圧センサーが感じ取り、身体の血圧を上昇させてしまうんです。
論文研究発表内容だけでは、まだリアルに頭痛が改善されていません。自分の頭痛がどのタイプなのか、把握しておく必要があります。
雨の日の頭痛の治し方
雨の日におこる頭痛の治し方は、この頭痛のタイプにより違ってきます。
低気圧性の片頭痛の治し方
「冷水で絞ったタオルや冷えピタで冷ます」と効果があります。低気圧性の片頭痛の場合は、血管が拡張・膨張してしまっていることが原因です。なので血管を収縮させるために、頭の周辺を冷やすようにしましょう。
おでこには冷えピタを貼りましょう。そして冷水につけたタオルを絞って首筋にあてます。身体を安静にしましょう。
内耳リンパ液による頭痛の治し方
「乗り物酔い止め」が効きます。
頭痛の原因は内耳のリンパ液にあります。乗り物酔いと同様の症状なので、乗り物酔い止めが効果あります。乗り物に乗る30分前に服用すると効果がありますよね。雨の日の頭痛も同じで、雨が降るまえに事前に飲むようにすると効き目があります。
また乗り物酔いに効くツボを押すのも効果が期待できます。
- ・手のひらの中心のツボ
- ・手首の付け根シワから手首側へ指3本を置いた場所のツボ
ぜひツボも試してみてください。
気圧低下予兆による緊張型頭痛の治し方
「お風呂・シャワーに入る」が効きます。
血管が収縮し血圧が上昇することでこの緊張型頭痛が起こります。なので血管を広げるために、身体を温めます。
効果的なのはお風呂に入ることです。シャワーでもいいですよ。私は一発で効きます!すぐに頭痛が治ってしまいます。
雨の日の頭痛はどのタイプ?代表的な症状:吐き気・だるい・めまい・眠気
自分がどのタイプの頭痛なのか?これをハッキリさせておく必要があります。雨の日におこる頭痛の代表的な症状からタイプを絞ってみましょう。
低気圧性の片頭痛のおもな症状
・吐き気がする
・生あくびが出る
・じっとしているほうが楽
・感覚が敏感になる(まぶしい、うるさい、臭いが気になる)
・肩や首筋にはりを感じる
内耳リンパ液による頭痛のおもな症状
・眠気がする
・めまいがする
・頭がぼぉ~っとする
・肩や首が重くなる
気圧低下予兆による緊張型頭痛のおもな症状
・締め付けられるような頭全体が痛む
・ふわふわしためまいがする
・全身がだるくなる
・目が疲れる
・肩こりや首がこる
以上が頭痛タイプ別のおもな症状です。
でも、人によって感じ方は違いますし、その通りの症状になるとは限りません。治し方や対処法を試しながら、自分はどの頭痛タイプなのか?どういった特徴があるのか?自分自身で確認しなければなりません。
またひどい頭痛ならば病院で診てもらうほうがいいです。その時には自分の症状を正確にお医者さんへ伝えるようにしましょう。

まとめ
雨に日になる頭痛のタイプ
・低気圧性の片頭痛
・内耳リンパ液による頭痛
・気圧低下予兆による緊張型頭痛
低気圧性の片頭痛の治し方
・冷水で絞ったタオルや冷えピタで冷ます
内耳リンパ液による頭痛の治し方
・乗り物酔い止めを飲む
気圧低下予兆による緊張型頭痛の治し方
・お風呂・シャワーに入る
低気圧性の片頭痛のおもな症状
・ズキズキと脈打つような痛み
・肩や首筋にはりを感じる
内耳リンパ液による頭痛のおもな症状
・乗り物酔いのような痛み
・肩や首が重くなる
気圧低下予兆による緊張型頭痛のおもな症状
・頭が締め付けられるような持続した痛み
・肩こりや首がこる