子供が風邪を引いたり体調の悪いときは、小児科に連れて行っていました。
そんな子供もこの先、小学生になり、中学生になり、高校生へとなっていきます。小児科は何歳まで診てもらえるのでしょうか?いつまで行っても大丈夫なのでしょうか?
そこんところをハッキリしたいと思います。
小児科は何歳まで診てもらえるのか?
まずはこの疑問点からです。
質問 小児科は何歳まで診てもらえるのか?
回答 大人になっても診てもらえます。
子供のころに発症した病気(疾患)については、成人期医療へ移行されますが、その判断は患者本人に任されています。
ある時から完全に成人診療科に移行する場合もあれば、小児科と成人診療科の両方にかかる場合もあります。そして継続して小児科を受診する場合もあるのです。
詳しくは日本小児科学会の2014年1月に掲載された「小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言」でご確認ください。
いつまで小児科に行きますか?
高校生や大学生、そして成人になっても小児科で診てもらうことはできます。しかしそうは言っても、特に子供のころに発症した疾患がなければ、風邪を引いた時などは普通の病院の内科に通うようになるでしょう。
そういった小児科から成人診療科へ移行はいくつかのタイミングがあります。
おもに以上3つのタイミングで小児科から成人診療科へと移行するケースが多いようです。
中学生になったら成人診療科へ行くと言う人
中学生になったばかりの年齢だとまだあどけなさがあり病院も本来ならば小児科に通いたいところです。しかし住まいの環境などから、早々と成人診療科へ通うケースがあります。
インフルエンザの予防接種を親と一緒に内科で受診すれば、その後も気軽にその内科へ通うようにもなります。
15歳になってから成人診療科へ行くと言う人
処方箋など錠剤は15歳以上と設定しているものが多くあります。そういったことを考えると、医療的には子供と大人の境界線を15歳と想定しているかもしれません。
高校生になったら成人診療科へ行くと言う人
平成18年以前は日本小児科学会では「中学生まで」が小児科としていました。そのため、高校生になってから成人診療科へ行くと言う人も多いのです。
実際のところいつから小児科に行かなくなるのか?
小児科に行かず、成人診療科へ行くタイミングとしては年齢というよりも次の項目に応じて病院の切り替えがされます。
以上の項目によって行く病院が小児科なのか成人診療科なのかで変わってきます。田舎だと、そもそも病院を選ぶことができませんからね。
たとえ小学生であっても、新しい清潔感あふれる人気の内科が近くにできればそちらへ行くでしょう。また大学生であっても、すぐ近所に馴染みの小児科があれば、そこで診てもらうでしょう。
結局は、年齢とは関係なく患者やその家族が行きたいと思った病院へ行けばいいのです。

まとめ
小児科は何歳まで診てもらえるのか?
・大人になっても診てもらえます。
小児科から成人診療科へ移行するタイミング
・中学生になったら成人診療科へ行く
・15歳になったら成人診療科へ行く
・高校生になったら成人診療科へ行く
小児科に行かなくなるタイミングとは?
・近さや混雑具合、口コミなど年齢ではなく環境による