夏バテの予防には「うなぎ」が良いと言うのはわかっています。でも…、うなぎってものすごく高いんですよね。ここ数年は特にうなぎの高騰が激しく、とても簡単に食べれるような食事ではありません。
夏バテに効く「うなぎ以外」の食事って何かないでしょうか?できればもっと手頃な金額で食べれるものがいいんですけどね。
うなぎのようにガッツリ食べれる満足感もありながら、夏バテ防止に効く食事ってどんなものがあるのでしょうか?
夏バテ予防といえばカレーライス
夏バテ予防の食事の代表格と言えば、「うなぎ」と「カレー」です。
カレーはそもそも暑い国のインドの食べ物でした。それが日本で様々なタイプのカレーライスへと変化していったのです。暑い国で食べられるカレーですから、夏バテには効果あるのは当然です。
カレーの香辛料が食欲を増進してくれます。唐辛子に含まれるカプサイシンには発汗作用があり汗は肌温度を下げてくれます。香辛料のターメリックは食欲増進・消化促進作用や肝臓の働きを良くしてくれます。シナモンには血行促進・発汗作用があります。カルダモンは消化促進作用があり、脂肪も分解してくれます。ニンニクに含まれるアリシンは食欲増進の効果があります。
他にもカレーのスパイス・香辛料には夏を乗り切るために必要な栄養素がたくさん含まれています。
さらに夏バテ予防ならば夏野菜カレーです!
夏野菜には夏を乗り切る様々な効果があります。カレーライスにはぜひ夏野菜をふんだんに使いましょう。
ぜひともこういった夏野菜を夏バテ効果抜群のカレーといっしょに食べましょう!

夏バテ予防 うなぎの代わりには肉料理
うなぎは夏バテ予防だけでなく、食べた満足感もありますよね。そんな夏にピッタリの満足感あふれる食事といえばやはり「肉料理」でしょう。
高価なうなぎの代わりにはぜひ「豚肉」を食べるようにしましょう。豚肉には夏バテに効く「ビタミンB1」が多く含まれています。
100gあたりのビタミンB1含有量(mg)
うなぎ(蒲焼) | 0.75mg |
豚ヒレ肉 | 1.32mg |
生ハム | 0.92mg |
豚もも肉 | 0.90mg |
ボンレスハム | 0.90mg |
豚バラ肉 | 0.51mg |
ロースハム | 0.60mg |
ベーコン | 0.47mg |
和牛ヒレ肉 | 0.09mg |
和牛もも肉 | 0.09mg |
和牛サーロイン | 0.05mg |
このように夏バテに効く「ビタミンB1」は豚肉に多く含まれています。豚肉の部位によっては、うなぎよりも大幅にビタミンB1が含まれているのです。
夏バテには牛肉よりも豚肉のほうがオススメなんですよね。
※ただし夏バテに効く「ビタミンB2」はうなぎのほうに多く含まれます。
夏バテ対策ならば「あなご」
そういえば、うなぎによく似た「あなご」がありますよね。
「あなご」は夏バテ対策には有効なのでしょうか?
「うなぎ」と「あなご」の夏バテ対策に関係する栄養素で比べてみてみましょう。
栄養素 | うなぎ | あなご |
たんぱく質 | 255kacl | 161kacl |
ビタミンA | 2400μg | 500μg |
ビタミンB | 10.37mg | 0.05mg |
ビタミンC | 2mg | 2mg |
カルシウム | 130mg | 75mg |
カリウム | 230mg | 370mg |
マグネシウム | 20mg | 23mg |
このように比べてみると「ビタミンA」や「ビタミンB1」はうなぎのほうにたくさん含まれています。しかしミネラルである「カリウム」「マグネシウム」はあなごの多く含まれています。
どちらかの食材のほうが優れているとは断定できませんが、あなごも十分に夏バテ対策の
食材と言い切れます。
「うなぎ」と「あなご」の値段、どっちが高い?
うなぎとあなご、お値段はどのくらい違うのでしょうか?天然or養殖や国産or輸入なのかでもかなり違いがありますが一般的には次ような値段です。
このように値段だとうなぎが3倍もの金額になってしまいます。
もしお金を払って栄養素を取り入れるならば、あなごのほうが断然魅力的だと思いませんか?負け惜しみかもしれませんけどね。
まとめ
うなぎ以外で夏バテに効く食べ物
・夏野菜カレー
・豚肉料理
・あなご料理