コミュニケーションが苦手な人のことをコミュニケーション障害を略して「コミュ障」と言います。
人と普通の会話をするにも、何を話していいのかわからず、余計に上手く話せなくなることがあります。その苦手意識を過剰に感じることで、さらに会話やコミュニケーションを取ることが困難になる状態になることがあります。
そんなコミュ障の人は、人と上手く話せないだけでなく、仕事に影響してしまい長く仕事を続けることが出来ずに辞めてしまう人も多くいます。
人とコミュニケーションを取らなくてもいい、そんなコミュ障に適した仕事とはどんなものがあるでしょうか?
コミュ障におすすめの仕事一覧
コミュ障の人にわかりやすく説明しますと、企業や会社の採用担当者としては、
- 「コミュニケーション力を重視する仕事」
- 「マジメにちゃんとこなしてもらう仕事」
以上の2つにわけることができます。
コミュ障の人におすすめな仕事は「マジメにちゃんとこなしてもらう仕事」です。仕事を探すのであれば、そういった「心構え」を持ちましょう。
コミュ障の人にとって問題なのは、「楽できる」「サボれる」「とりあえず」という気持ち。こういった気持ちがあるとコミュ障の人は上手く仕事ができません。
ではコミュ障におすすめの仕事とはどんなものがあるのでしょうか?
運転手関係
- トラックドライバー
- タクシーの運転手
運転手の仕事は物や人を期限や時間内に運ぶことが目的です。コミュニケーションはあればそれに越したことはありませんが、会社やお客さんが決めた条件の中で運搬することが最も大切なのです。
事務職
- 経理
- データ入力
事務職は事務作業が目的です。そしてさらに重要なのが正確さと早さです。そのためには事務に関わる資格や経験が必要です。大きな企業の場合は事務員が大勢いるためコミュニケーション力も大切になります。コミュ障の人は、人が少ない中小企業の事務職がおすすめです。
大切なのでもう一度言いますが、事務職は「正確さ」と「早さ」が重要です。これが完璧ならば、あなたは事務職の神的な存在になれます。コミュ障なんて関係ありません。
工場作業員
- 倉庫ピッキング業務
- 工場ライン作業
- 宅配仕分け業務
工場での仕事ではその業務自体、人を相手にすることはありません。この工場での業務は、会社により作業内容も大きく変わります。最新設備の工場では作業ミスが起きにくい環境になっていますが、もしかしたらいずれはロボットがすべて作業できるようになるかもしれません。作業の大変さはあるかもしれませんが、設備投資が困難な工場での業務のほうが長く仕事を続けることができます。
また工場には深夜業務を行うことがある会社もあります。シフトなど大変かもしれませんが、その分給与増額が期待ができる仕事でもあります。
屋外での作業
- 電気ガス水道メーター検針
- ビル・マンション清掃
- 新聞配達員
- 自動販売機補充作業
- 宅急便の配達
- チラシ投函
- セルフガソリンスタンド店員
屋外で行う仕事でも、営業的なことは行わず、作業を主とする仕事になります。コミュ障だけど体を動かすことは好きという人には向いている仕事でしょう。
専門職・職人
- 漫画家
- プログラマー(システムエンジニアは営業的)
- イラストレーター
- CADオペレーター
- 重機操作業
- 入国審査官
- 介護職
- 農業
専門性の高い仕事で、その多くは経験や資格が必要となります。あなたの腕ひとつで成果や完成度が決定してしまいます。誰もその仕事の結果について他にチェックしたり責任を取ってくれる人はいません。そのためコミュニケーション力もほとんど必要ありません。コミュ障におすすめの分野です。
専門職には適正や相性もありますが、いちばん重要なのは、この仕事をする「覚悟」です。ずっとこの仕事を続けようという強い「覚悟」があれば大きく成功します。
じっとしている仕事
- ガードマン
- 看板持ち
- 交通量調査
屋外の作業であっても、じっとしている仕事になります。活発に身体を動かすことが苦手な人向きの仕事といえます。暑い夏や寒い冬など、仕事のハードさは天候に大きく左右されます。
コミュ障でひとまず何か仕事をせねばと思ったときに、とっかかりやすい仕事でもあります。
以上がコミュ障におすすめの仕事になります。
その他の仕事
もちろん他にもコミュ障の人が得意とする仕事もあるでしょう。
- 日本語が苦手な外国人が働く環境の仕事
- 芸術性の高い仕事
視点を変えてみるともっとたくさんの仕事があります。有名な企業や大きな会社ではなく、多くの中小企業では人材不足に悩み、ひとり雇うためにわざわざ募集なんてしないという会社がたくさんあります。コミュ障にとっては、仕事の可能性は広がっているんですよ!
コミュ障女子が仕事で大活躍!在宅の魅力
コミュ障の女子にとって仕事を見つけるのが大変だと思っている人が多くいます。
女子向きの事務職は憧れるものの、ドジでおっちょこちょいで数字が苦手だとさすがに経理や事務職は無理かもと思ってしまう人も多いのではないでしょうか?
コミュ障の女性で仕事をするならば、絶対に「在宅」がおすすめです!
【コミュ障の女性に在宅がオススメな理由】
- 屋外へ出て紫外線を浴び、美容を損なうこともありません
- 男性に混じって力仕事をしなくてもいい
- 出勤のたびにお洋服選びやお化粧に悩まなくてもいい
- 通勤で疲弊したりムダに時間を過ごさなくてもいい
- 妊娠・育児であっても仕事が続けられる
まさに在宅は女性にとって抜群に適した仕事なのです。
いまはインターネットが世界を繋いでくれていますので、仕事もネットを通じてできます。スマホやパソコンがあれば、仕事ができるのです。
「在宅」でもかなりな高収入になる!
ネットで仕事を探して、すぐに取りかかれて、報酬も受け取れる、それを「クラウドソーシング」と呼びます。ここではいろんな仕事を見つけることができます。会社や新商品のネーミングやイラストに翻訳などの仕事があります。
コミュ障にとってはうれしい「人と会って話すこと」がありません。プログラミングやデザインなど特別なパソコン知識や技術ななくても問題ありません。まずは「ライティング」や「ネーミング」を始めてみましょう。
「ライティング」は記事を書くことです。最初は報酬もちょっとしかもらえません。でも続ければだんだん上手くなってきます。スマホの音声入力機能を使えば、短時間で簡単に文字入力もできます。
そして記事を書く仕事を依頼している人の多くは「うまく記事を書ける人」を探しているのです。もしそういった人から指名で依頼があれば、もっと高い金額の報酬で安定した仕事になるでしょう。人気のライターさんになれば、かなりの収入となります。すぐに人気のライターさんにはなれませんが、数をこなせば必ずライティングが上達します。
経理や事務は教えてもらうのも大変
経理や事務職だと経験や資格が必要になります。またその技術を教えてもらうには人から教えてもらわないといけません。コミュ障の人にに先輩が丁寧に教えてくれるとは限りません。それに経理事務作業も「正確に」「早く」できるようになるにはかなりの時間がかかります。
ホントは「コミュ障で仕事が続かない」じゃない?
コミュ障のせいで、仕事を辞めてしまった、続かなかったという話をよく聞きます。でも、それって本当に「コミュ障」が原因だったのでしょうか?
コミュ障で仕事が続かないのではなく「会社やお客の条件通りに仕事ができななかった」ことが仕事上、人間関係を悪化させる原因になっています。
- 納期までに仕事が間に合わなかった
- 修正すべき内容を修正していなかった
- 一度失敗した作業で、また同じ失敗をした
- 良かれと思い勝手に付け加えたり変更してしまった
- 間違いだらけだった
- 言われた通りの仕事ができていなかった
以上の内容で「オマエはダメだ」とか「辞めろ!」と言われたりします。それが辛くなって会社を辞めてしまうこともあるでしょう。
でも以上の内容は「コミュ障」のせいではありません。単純に仕事ができなかったからです。相手に言ったことを理解していなかったからです。こういった場合は、いくらコミュニケーションが必要のない仕事に就こうとも、何も解決しません。
コミュ障で仕事に悩んでいる人は次のようなステップで改善しようと思うはずです。
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でもそれで上手くいかないのならば、順番を変えてみてはどうでしょう。
【コミュ障で仕事で悩む人のおすすめ解決ステップ】
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他のスタッフや作業員が何かわからないことがあれば、「あいつに聞けばわかる!」というような存在になりましょう。仕事において頼られるほどの知識をつけましょう。

まとめ
コミュ障におすすめの仕事
・運転手関係
・事務職
・工場作業員
・屋外での作業
・専門職・職人
・じっとしている仕事
コミュ障の女性におすすめの仕事
・パソコンやスマホを使った在宅の仕事
仕事がうまくいかないのはコミュ障のせいじゃないかも?
・コミュニケーションよりも、仕事に集中しましょう
・仕事の知識を身につけ、頼られる存在を目指しましょう